本文为JLPT日语能力考专用教材《新版标准日本语》中级下册第28课:ロボット的课文部分。单词、语法及会话请见文末链接。《新版中日交流标准日本语》由人民教育出版社、光村图书出版株式会编著,人民教育出版社出版,请支持正版书籍,本文仅作学习参考使用,如有侵权请联系删除。
【课文】
ロボット
2003年8月、当時の日本の首相がチェコ共和国を訪問した際、ちょっと変わった「親善大使」が同行した。日本の自動車メーカが開発した二足歩行ロボット「ASIMO」である。「ASIMO」はチェコ首相との晩餐会でチェコ語で、乾杯のあいさつをして、大きな喝采を浴びた。
映画やアニメなどに登場するロボットは、たいてい人間に似た形や動きをしているから、ロボットと聞くと、そういうものを連想しがちだ。しかし現実のロボットは、予想に反して人間とはまったく異なる姿をしているものが多い。例えば自動車工場では、ほとんどの作業が産業用ロボットによって行われているのが、これは自動制御することのできる、人間の腕に似た機械であることが多い。また日本の研究機関が研究している災害救助用ロボット「IRS蒼竜」は、地震などによって崩れてしまった建物の中に潜って、生存者を探してくるというものだが、これは、蛇のような細長い姿をしている。このような仕事をする場合、ロボットが人間型である必要はないのである。
しかし、それらとは別に、「ASIMO」のように、ロボットに人間と同じような動きをさせるための研究も熱心に行われている。特に日本では、『鉄腕アトム』や『ドラえもん』のような漫画やアニメの影響で、人間型ロボットに対する強い愛着が存在するせいか、ロボットを、人間の敵、あるいは奴隷ではなく、友人と考える傾向が強い。そのようなロボットは、例えば老人介護の分野において活躍することが期待されている。世界一の長寿国である日本では、お年寄りの世話は大きな問題である。話し相手になってくれたり、薬を飲む時間を教えてくれたり、万一主人の様子がおかしい時に病院に連絡してくれたりする介護用ロボットは、日本が少子化時代を迎える中で、大きな助けになるだろう。
チェコを訪れた「ASIMO」は、「ロボット」という言葉の生みの親であるチェコの作家、カレル•チャペックに菊の花束を捧げた。チャペックの作品『RUR』に登場するロボットは、反乱を起こし、人間を滅ぼしたが、ロボットが人間の友となろうとしている現在の状況を、チャペックはどのように見ているだろうか。
《新标日》中级下第28课汇总:病院、ロボット
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